海上保安官とは
海上保安官の仕事
海上保安官とは、海の治安を安全に保てる様に管理する人の事。
- 簡単に言えば、海上で起こるあらゆる犯罪から人々を守る人です。
つまり、海の治安と安全が保たれる様に見張っている。
海上保安官組織
海上保安官の組織は2つに分かれている。
- 中央機構
- 地方機構
中央機構
地方機構
- 約:455隻の船艇
- 約:74機の航空機を保有し各種業務にあたっている
海上保安官の職場
海上保安官の職員数は約13,000人で、それぞれの部署に分かれています。
- 捜索救助
- パトロール
- 捜査・立入検査
- 災害対応
- 船舶交通の安全
- 海洋調査
海上保安官の現場
- 海上保安庁は国土交通省の外局として設置されている
- 海上における犯罪の取締り
- 領海警備
- 海難救助
- 環境保全
- 災害対応
- 海洋調査
- 船舶の航行安全等の活動を行いながら
- 全国 に11の管区海上保安本部を設置している。
捜索救助する海上保安官
- 通報後、現場へ急行して、救助要請があった船舶や漂流者を捜索する。
- 発見後は巡視船艇や航空機への揚収する
- 海難船舶からの人命救助を行う。
- 船舶が航行不能の場合、巡視船艇でえい航を行う。
パトロールする海上保安官
- 海上の安全確保に努める。
- 犯罪やゲリラ、テロなど未然に防ぐことが職務とされる。
- 海洋の保全と不審船舶や密猟の確認を行う。
- 巡視船艇・航空機によるパトロールを行う。
捜査・立入検査する海上保安官
- 海上保安官の権限により、法令違反の確認のため、船舶の立入検査が出来る。
- 司法警察の職員権限の元、海上のあらゆる犯罪に捜査を行う事が職務。
災害対応する海上保安官
- 地震や津波、火山などの自然災害が発生した場合は、海上での捜索救助を遂行する。
- 避難住民や必要になる物資の搬送を行う。
- 海難等による重油や海上火災などの消火を行い安全を確保する。
船舶交通の安全する海上保安官
- とくに船舶交通が多い海域などは、船舶の安全や通常の運航を確保する。
- 巨大船が行き交う航路の安全と航行が出来る様にパトロールを行う。
海洋調査する海上保安官
- 海上保安庁は航海の安全目的から海洋調査を行う。
- 水路の測量や海底の地殻調査も行う。
海上保安官の特別職務
各部門のエキスパートたちが治安を維持し業務に携わります。
- 海上保安職務の経験後、本人希望や推薦選抜で職種に就くことができます。
- 職種に就くため、海上保安大学校に入校して研修を受ける事もある。
- 特殊警備隊員
- シージャック
- 不審船事案
- 船舶内で発生した暴動
- 海賊対応
- 海外での邦人保護など
- 通常の海上保安官では難しい重要な警備業務を任務する。
- 特別警備隊員
- 密航船の制圧
- 海上デモ
- 重要施設の警備など
- 原子力発電所などの警備警護を行う重装備する保安官です。
- 重装備(自動小銃、バイザー付きヘルメット、大楯・小楯など)
- 特殊救難隊員
- 特殊な事故が発生した場合に出動する保安官。
- ヘリコプターから降下
- 荒天時の救助など最高難度の技術を備えた保安官です。
- 通常の巡視船艇や海上保安官では対応できない業務を遂行する。
- 専門的な知識や技能に優れ常に命の危険と隣り合わせな救難業務を行う保安官。
- 機動防除隊員
- 重油流出
- 有害液体物質
- 危険物など
- 海上災害が発生した場合に、防除や防除指導など助言や指示を行う保安官。
- 機動救難士
- ヘリコプターで出動する特殊救難隊の各管区隊員です。
- 特殊救難隊員に準ずる救難能力をもち合わせ
- 荒天時の救助など最高難度の技術を備えた保安官です。
- 通常の巡視船艇や海上保安官では対応できない業務を遂行する保安官です。
- 潜水士
- 救難強化巡視船などに配属される隊員です。
- 沈没船の事故で取り残された乗組員をヘリコプターや巡視船から潜水救助する。
- 遺留品の捜索を行う保安官です。
- 国際捜査官
- 諸外国の関連する事件や事故の捜査を行う隊員。
- 外国人容疑者の逮捕や取り調べを行う保安官です。
- 鑑識官
- 事件や事故の検証を行う隊員。
- 衝突の痕跡や指紋採取など鑑識業務を行う保安官です。
- 音楽隊員
- 海上保安庁の吹奏楽団員。
- 定期の演奏会やコンサートを行う。
- ある年数が経過すると、現場や本庁で通常の職務に戻る保安官です。
海上保安官の将来
海上保安官は、正義感と責任感がある仕事です。
- 世界の犯罪はハイテクに進化し、より分かり辛い犯罪も増えてきている。
- 犯罪の高度化に対応する為に、より最新の技術調査などが積極的に使われる様になった。
- 今後も、更にハイテク化が進み、追いついては逃げの追いかけっこ状態です。
- また、日本にいる、または来る外国人犯罪が急増している。
- つまり、犯罪の国際化が目立ってきている。その犯罪数は今後ますます増えていくと予想されている。
- つまり、犯罪を追う保安官もインターナショナルに強くハイテク犯罪に対応すべき、語学や技術に優れた人材、保安官が必要とされて来る。
つまり、今後も海上保安官に求められる職務も多くあり必要とされる存在であることは間違えありません。
海上保安官の魅力
海上保安官は、いくつもの組織から構成される特殊な仕事です。
- 保安庁から指示を出す司令塔だったり
- 担当事件でスムーズに事件を解決したり
- また、担当した犯罪が未然に防げた時などは何より嬉しい事です
- 救助要請に取り組み多くの成果が出た時は感動すら覚えます
- また、人には見えない資料調査や検査担当官など影の功績
裏方ながら、犯罪撲滅に貢献出来る素晴らしい仕事です。
- 一人前の保安官になるまでに、時間を要する経験や習得があります。
- しかし、独り立ち出来るような海上保安官になれば、ある程度の収入は確保される魅力があります。
海上保安官の年収
各都道府県の海上保安官として働く場合
- 基本的に公務員です
- つまり公務員給与になります。
- 年数経験が重要とされる職場のため
- 経験や年齢により変化する
- 平均年収:約500万円〜700万円
- 20代平均年収:約300万円〜400万円
- 40代以上平均年収:約500万円〜800万円
海上保安官の業務許可
海上保安官の業務をする人は公務員になる事が必要です。
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